NECは、メール、プロキシ、Webフィルタリングなどの用途に特化したアプライアンスサーバ「Express5800/InterSec」において、処理性能や負荷分散、運用管理機能などを強化した8製品を新たに製品化し、本日より販売すると発表した。

今回の新製品は、ハードウェア性能を強化したことにより、プロキシ/Webフィルタリングサーバ(「Express5800/CS300g」)では、従来比1.5倍の600ユーザ、「同/CS500g」では、従来比1.2倍の1,200ユーザをサポートしたほか、メールサーバでは従来比、最大2倍となる2,000ユーザでの運用が可能だという。

メールサーバ「Express5800/MW500g」

プロキシ/Webフィルタリングサーバ「Express5800/CS300g」

また、管理機能を強化し、初期設定と管理機能を一体化し、ネットワーク経由での設定を可能としたほか、InterSecの統合管理ツールからログ一覧を参照し、必要なものを選択するだけで一括して簡単にダウンロードすることできる一括ログ採取ツールを搭載した。   そのほか、今回ライセンス体系を変更し、メールサーバ(Express5800/MW300gおよび同/500g)では、従来、ユーザアカウント数分のライセンスが必要であったが、新体系では同時接続数のライセンスだけで利用可能となっている。

各製品の希望小売価格は以下の通り。なお、出荷開始は7月31日を予定している。

用途 製品名 希望小売価格(税別) 摘要
ウイルスチェック Express5800/VC300g 50万円 小中規模向け
メール Express5800/MW300g 60万6,000円 小中規模向け600ユーザまで
メール Express5800/MW500g 156万円 大規模向け2,000ユーザまで
プロキシ Express5800/CS300g 88万円 小規模向け600ユーザまで
プロキシ Express5800/CS500g 158万円 中大規模向け1,200ユーザまで
ロードバランサ Express5800/LB300g 84万円 中大規模向け128サーバまで分散
Webフィルタリングセット Express58000/CS300g(Webフィルタリングセット) 98万円 小規模向け600ユーザまで
Webフィルタリングセット Express58000/CS500g 148万円 中大規模向け1,200ユーザまで