CEITECの社長兼CEOに任命されたEduard Weichselbaumer氏

ASICベンダの伯CEITECは、同社の社長兼CEOにEduard Weichselbaumer氏を任命したことを発表。併せてブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州に南米地域では初となるICのデザインセンターを開設したことを明らかにした。

ブラジルのLuiz Inacio Lula da Silva大統領により新社長兼CEOに任命されたWeichselbaumer氏は、同社入社以前は、仏SOISICのCEOを務め、それ以前はVirage Logicの戦略プログラム担当バイスプレジデントを務めたほか、Synopsys、Artisan、Pacific Siliconなどでも幹部職を歴任してきた経歴の持ち主。

一方の新デザインセンターは、敷地面積5,100m2(併設されている半導体製造工場の広さは9,600m2)で、独自技術の開発が行われる。

ブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州に開設されたCEITECのデザインセンター

Weichselbaumer氏は、同社製品としてRFID、ワイヤレス通信、デジタルメディア向けを中心に据える事を計画しており、現在、同国ポルトアレグレに建設した製造工場に設備導入を進め、2009年度末までにチップ製造を開始する予定としている。

なお、これらの施設、設備に向けた総投資額は約210万ドルで、事業拡大に伴い、120名以上の設計エンジニア、マネージャの採用を進めていく計画としている。