米Googleは7月16日(現地時間)、2009年度第2四半期(4-6月)決算を発表した。売上高は前年同期比3%増にとどまったものの、純利益が同19%増とアナリストの予測を大きく上回った。オンライン広告市場に景気低迷の逆風が吹き込んでもGoogleの広告収入は安定しており、さらに昨年後半からの支出管理の取り組みが業績にあらわれ始めた形だ。
第2四半期の売上高は55億2,000万ドル(前年同期比3%増)。会計原則 (GAAP) ベースの純利益は14億8,000万ドル (希薄化後1株あたり4.66ドル)で、前年同期の12億5,000万ドル(同3.92ドル)から19%増だった。
売上高の内訳は、Googleのサイトからの売上げが全体の66%となる36億5,000万ドル (前年同期比3%増)。Googleネットワークと呼ばれるAdSenseプログラムを通じたパートナーサイトからの売上高が全体の31%の16億8,000万ドル (同2%増)だった。TAC (トラフィック獲得費用) は14億5,000万ドルで、前年同期の14億7,000万ドルから減少。広告収入全体に対する比率は27%だった。ペイドクリックは前年同期から15%増、前期から2%減。