アイキャストとNTTぷららは16日、地上デジタル放送の「IP再送信」について、8月25日から京都府と兵庫県で提供を開始すると発表した。
IP再送信は専用のIP網によって、ほぼリアルタイムで放送と同内容の映像・音声を配信する通信サービス。アイキャストとNTTぷららが提供する映像配信サービス「ひかりTV」ユーザーで、NTT東日本・西日本の次世代ネットワーク(NGN)の商用サービス「フレッツ 光ネクスト」の回線契約者が対象となる。対応チューナーにNTT東日本・西日本のフレッツ光ネクストとテレビを接続すれば、地上デジタル放送の視聴が可能となる。
2008年5月以降、東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、千葉県、埼玉県で提供開始。2009年8月25日からは、京都府と兵庫県で提供を開始する。これにより、ひかりTVの地デジIP再送信を利用できるエリアは、8都府県となる。
視聴できるチャンネルは、京都府がNHK総合・京都、NHK教育・大阪、毎日放送(MBS)、KBS京都、朝日放送(ABC)、関西テレビ、読売テレビ、兵庫県がNHK総合・神戸、NHK教育・大阪、サンテレビ、毎日放送(MBS)、朝日放送(ABC)、関西テレビ、読売テレビとなっている。
IP再送信サービス開始に伴う追加料金は不要で、「ひかりTV」各プランの月額基本料金内で利用可能。
ただし、両社では「視聴可能チャンネルは地域ごとに異なる」としている。