米国航空宇宙局(NASA)は7月13日(米国時間)、4度延期していたスペースシャトル「エンデバー号」(STS-127および「きぼう」船外実験プラットフォーム、船外パレットの組立てミッション(2J/A))の打ち上げ日を、再度7月15日(米国時間)午後6時3分(日本時間7月16日午前7時3分)に延期することを発表した。これで、今回のミッションは5度目の延期となった。
これは、7月13日(米国時間)の打ち上げ時間になってもエンデバーの打ち上げ場所であるケネディ宇宙センター(KSC)付近に雷雲が垂れ込め、緊急帰還時の条件に適さないと判断されたため。
なお、エンデバーの打ち上げについては、ロシアが7月24日(米国時間)に無人補給船「Progress」の打ち上げを予定しており、すでに若田宇宙飛行士らにより、国際宇宙ステーションのロシアのモジュール「ズヴェズダ」のドッキングポートが開放されている。そうした関係上、エンデバーの打ち上げが次回も中止になると、約2週間程度の間隔が設けられる予定となる見通しである。