Sprint NextelとEricssonは米国時間の7月9日、7年に及ぶ長期的なネットワーク事業提携合意を発表した。「Network Advantage」と呼ばれている合意内容にはSprintのネットワーク運用のEricssonへの委託が含まれる。Sprintの事業運営の効率化とEricssonの北米市場におけるネットワークサービス事業拡大を図るのが狙いで、Sprintは今後デバイスやアプリケーション、サービスの開発に重点を置く。同社は5000万件近い契約数を持つ米国3位のモバイルキャリアだ。
Network AdvantageにおいてSprintは、従来同様にネットワーク資産の所有権を保持し、またネットワーク戦略、投資判断を行う権利を維持する。テクノロジーやベンダーの選択もSprintの判断となる。一方、Sprintのネットワークを維持・運用するEricssonは同契約から7年間で45億 - 50億ドル(USD)を受け取る。現在ネットワークサービス事業に関わるSprintの社員約6,000人は、今年第3四半期中にEricssonに籍を移す。