凸版印刷は8日、企業・団体向けの年史編纂サポートシステム「楽年表Ver.3」を開発、15日より販売を開始することを発表した。
同製品は、歴史や技術のノウハウをデータベース化したり、産業史・業界史を刊行したいというニーズに対応、様々な業界の社史・年史制作に携わってきた同社のノウハウを活かして開発したデータベースシステムとなる。2005年に発売された後、ネットワーク対応や検索機能を改良したVer.2を2006年に発売。基本機能は年表、資料、写真の一元管理で、それぞれ関連付けをして保存、管理、検索することも可能。
今回のVer.3では、編集・出力の機能面と操作面を改良。一覧画面から年表の内容を直接編集が可能となったことで入力効率が向上。また、特定のデータを切り出してブラウザから閲覧できるようになり、「楽年表」を利用していないユーザとの情報共有がスムーズになった。
価格はスタンドアロン版が50万円~、複数クライアントで入力できるネットワーク版が80万円~。同社によると、これまでの採用実績は20社程度で、特に最近は引き合いが増えているという。今年度は30社の採用を目指すとしている。