コベックは、同社が開発・販売を行うデジタルブック作成ソフト「Wisebook2(ワイズブックツー)」に、新たに自動音声読み上げ機能を追加したことを発表した。画面を見ることが困難な視覚障害者や高齢者などがデジタルブックの文書をより読みやすくするために開発したという。

ページの追加や差し替えが自由にできる。スキンもカスタマイズ可能

同ソフトは、ブラウザ上で閲覧できるベクターベースのデジタルブックを作成するサーバソフトで、様々な解像度で最適な表示が可能。全文検索機能の他、絞込みやブック情報の串刺し検索に対応。デジタルチラシやデジタルコミック専用のビューアも提供される。また、アクセスログ解析を搭載し、Google Analyticsにも対応。各ページのHTMLファイルとサイトマップを生成することで、SEO対策にも対応している。

今回搭載された音声読み上げ機能では、ページをめくり終わると同時に音声がスタート、1ページ読み上げ終了時にジングルが鳴り、ページを自動的にめくる。同社のサイトではサンプルを提供している。

同ソフトは専用/共用ASPや、従量制、パッケージソフトなど様々な形態で提供されており、音声読み上げ機能はオプションとして提供する。また、制作代行サービスでは音声読み上げ対応のデジタルブック制作を行うとしている。