NTTコムウェアは7月7日、キャリアグレードかつグリーンなデータセンターと、ITILベースのシステム運用管理技術を基にクラウド・コンピューティング環境を実現するサービス「SmartCloud」を順次提供することを発表した。今年度内に、デスクトップサービスを皮切りに、8つのサービスを提供する予定。

同サービスは、企業向けに、標準化・統合化・仮想化・自動化などの構築・運用技術を組み合わせて、ネットワーク経由でICTリソース(サーバやストレージ、ネットワークなどの情報通信資源)を提供する。

SmartCloudのサービス提供の仕組み

今後、提供が予定されているサービスは「SmartCloud Desktop」、「SmartCloud Data Center」、「SmartCloud Server」、「SmartCloud Operation」、「SmartCloud Storage」、「SmartCloud Security」、「SmartCloud Application」、「SmartCloud Network」の8種類。

顧客は利用形態(所有・利用、専用・共用、物理・仮想、サービスグレードなど)に応じて、必要なサービスやグレードを選択することができる。

提供予定のサービスメニューとグレード

同社は現在、社員の約6割と協働者を含む3,600アカウントを収容するデスクトップサービス(シンクライアント)など、社内システムを「SmartCloud」に移行することを進めている。その実績をもとに、今年度内に、デスクトップサービス(DaaS)を皮切りとして、サービスを順次提供していく。