現在米国でのみ正式版がスタートしているMicrosoftの「Bing」だが、Ars Technicaの7月6日(現地時間)付けの記事によれば、数週間内にも他の5地域(オーストラリア、カナダ、中国、日本、英国)でも正式版へと移行が発表される見込みだという。
同誌によれば、これは市場拡大政策の一環で、トップページの画像も各国版にマッチしたものが採用されることになるという。また同時に「Hotspot」と呼ばれるトップページのイメージ画像に出現する解説リンクもローカライズされ、正式版で正式機能としてサポートされるようになる。またトップページに関しては現在Bing Photo ContestがFacebook上で開催されており、優勝者の写真が8月3日にBingトップページに掲載される予定。
Bingの開始で検索市場でのシェアを若干躍進したMicrosoftだが、次のステップは各国市場の個別攻略となる。折しも先週末に米ワシントン州シアトルで発生したビル火災でデータセンターに障害が発生、Bing Travelの一部サービスが停止するという不運に見舞われたものの、夏に向けて継続的にニュースを提供していくことで、さらなるステップアップを目指していく。