アイ・ティ・アールは7月6日、国内のアイデンティティ/アクセス管理ソフトウェアの市場規模および動向をまとめた「ITR Market View : アイデンティティ/アクセス管理市場2009」を発行。その一部を公開した。

それによると、アイデンティティ/アクセス管理市場の2008年度国内出荷金額は前年比20%増の109.4億円。特にプロビジョニング製品市場の伸びが大きく、25.7%増(41.5億円)という結果となっている。

プロビジョニング市場のベンダーごとの内訳を見ると、NTTデータが金額ベースで前年度比2.8倍の出荷を記録。シェアを前年度比10%増の18.5%へと伸ばし、トップに躍り出た。前年1位のサン・マイクロシステムズは2位に後退。さらに、ノベル、NECと続いている。

同市場のベンダーシェア詳細は以下の通り。

  1. NTTデータ: 18.5%
  2. サン・マイクロシステムズ: 14.9%
  3. ノベル: 13.2%
  4. NEC: 6.6%
  5. IBM: 5.8%
  6. ソリトンシステムズ: 4.6%
  7. その他: 36.4%

なお、レポートでは、プロビジョニングのほかに、アクセス管理、ディレクトリ・サービス、フェデレーションの3分野の調査結果をまとめている。