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Sean P Aune氏がSitePointに掲載したテキストエディタに関する記事は、どのエディタがいいツールかを意見しあうコメントのやりとり引き起こした。これを受けてCraig Buckler氏はSitePointにおいて、How to Pick the Perfect Programming Editorのタイトルのもと、Webデベロッパ向けのエディタに必要とされる機能を紹介している。選ぶのはユーザ自身であってどのエディタがいいというものではないというわけだ。
Craig Buckler氏が紹介するWebデベロッパ向けのエディタに求められる機能は次のとおり。
重要な機能
- スピードと安定性 (エディタは迅速に起動してレスポンスも高速であるべき)
- 複数ファイル編集機能 (単1ファイルを編集すればいいという時代はもう終わっている)
- 複数プログラミング言語対応 (簡単なプロジェクトでもHTMLとCSS、簡単なWebアプリでもJavaScriptとSQL/XML、サーバサイドプログラミングになればPHP、C#、VB、Java、Perl、Ruby、Pythonなどを使うことになる。効率の良い作業のためにこうした言語に対応しているべき)
- 行丸め込みと行数表示機能 (実際、どうしても長くなってしまう行を記述しなければならないこともあり、こうした場合に横スクロースしなくても内容が確認できるように行の丸め込みをサポートしているべき。デバッグの容易さもあり行表示機能も大切)
- 設定可能なハイライト機能 (コードのハイライト機能は入力ミスを軽減するうえでも重要な機能。そしてこうした色設定は自由に変更できるべき)
- 自動入力補完機能 (いくつかのエディタはすでにこの機能を実装している)
- 状態保存・復元機能 (エディタを終了した時点での状態を記憶しておき、起動したときに同じ順序でファイルを開いて、作業中だった場所にカーソルがある方が便利)
- ファイルエクスプローラ (現在作業しているプロジェクトにおいてほかのファイルを開けるようなら、それだけ時間の短縮につながる)
- 複数ファイル置換機能 (クラス名や関数名を変更した場合、単1ファイルではなく関連するすべてのファイルの内容も置換してくれる方が便利)
あれば望ましい機能
- デバッグ機能 (プログラミング言語によってはデバッグ機能が非常に重要となる)
- ブックマーク機能 (行ごとにブックマークできればファイル内での行き来が簡単になる)
- 複数ビュー機能 (1つのファイルにおいて同時に複数の場所が閲覧できると便利)
- 畳み込み機能 (不要な部分を畳み込んでおける機能があると、重要なコードにだけ集中できて便利)
- コードエクスプローラ (アルファベット順やファイル順にリストする機能があるだけでも便利)
- 優れたフォントサポート機能 (どういったフォントを使うかは好みが分かれるので、どのフォントが使えるかはユーザが設定できるといい)
- ショートカット、プラグイン、マクロ (キーボードショートカットに依存している場合には設定可能なこうした機能が便利)
How to Pick the Perfect Programming Editorでは、逆にときに不要な機能として、WYSIWYG機能やプロジェクト作成の強要、HTML要素の入力ツールバーアイコンなどをあげている。