沖データは7月6日、ルネサス テクノロジと基本合意し、沖デジタルイメージングがルネサス東日本セミコンダクタ群馬開発デバイス本部の旧半導体前工程ライン(群馬県高崎市)の土地・建物・用役設備を取得すると発表した。

沖デジタルイメージングはLEDプリンタ印字ヘッドの開発・生産子会社で、現在は八王子事業所にて開発とLED前工程の生産を行っている。同社は2010年より本拠を群馬県高崎市にある新拠点に移し、稼働を開始する。

今回の買収の背景には、OKIグループ全体でノンインパクトプリンタ印字ヘッド用LEDの生産、LED応用分野の事業強化を目指しているということがある。

ルネサスより取得した新拠点のクリーンルームは、従来の約2倍の面積を持つとともにクリーン度も高いため、同グループは生産ラインの効率化推進により生産容量を4倍に引き上げることを予定している。また、生産規模の拡大により、沖データはノンインパクトプリンタの販売台数を2011年度までに2倍に拡大する計画である。