日立製作所は7月3日、同社が提供するブレードシステム「BladeSymphony」向け新サーバブレード「ロードバランサブレード」を発表した。

ロードバランサブレードはBladeSymphonyの小型集積モデル「BS320」専用のサーバブレード。その名のとおり、ロードバランサ機能を提供するブレードで、外付けの専用装置が不要になるため、従来に比べ約40%の省スペース化が図れるという。

これに併せて、日立は「ロードバランサブレード EasyStartサービス」の提供も開始。こちらは、専用の技術者が複雑な設定をあらかじめ実施/検証してから出荷するというもので、日立では「ハードウェアの設計/構築期間の短縮につながり、約30%のコスト削減が見込める」と説明している。

両製品/サービスの概要、価格、出荷時期は以下のとおり。

製品、サービス 概要 価格 出荷時期
ロードバランサブレード ・インテル Xeon プロセッサー 5500番台1 (4コア)
・最大メモリ容量 2GB x 3
・内蔵ディスク32GB(2.5型x1)
・最大スループット 1Gbps
・最大レイヤ7スイッチング能力 220,000CPS
2,940,000円~ 7月31日
ロードバランサブレード EasyStartサービス 小型高集積モデル「BS320」において、「標準サーバブレード」と「ロードバランサブレード」のシャーシ内ネットワークやロードバランサシステム構築を、あらかじめ実施、検証して出荷する 336,000円~

また、日立では、BS320の価格改定を行い、従来モデルに比べ最大約25%安くしたことも発表している。