アシストは6月29日、同社が提供するオープンソースのオフィス・ソフト「OpenOffice.org」のヘルプデスク・研修サービスが夕張市に採用されたことを発表した。同市は選挙管理委員会事務局向けにUbuntuを搭載したPCを導入した。

OpenOffice.orgの最新版「OpenOffice.org 3.1」の操作画面

夕張市では、電子自治体専門の第3セクターであるHARPにより、民間企業が償却したPC26台へのUbuntuの導入・提供が行われた。アシストが夕張市に提供するOpenOffice.orgの支援サービスは、これらのPCを有効活用するためのもの。

PCが導入されたのは夕張市選挙管理委員会事務局で、これまで選挙の実施の際の増員に伴い、PCの増設が必要になり、PCの調達と工面が大きな課題となっていた。

アシストのOpenOffice.org支援サービスでは、OpenOffice.org切替え時のフェーズごとに、ヘルプデスクサービス、研修サービス、コンサルティング・移行支援サービスが提供される。ヘルプデスクサービスの料金は250台までで28万7,500円。研修サービスは、「移行担当者向けコース」、「スタンダードコース」、「 入門コース(eラーニング版)」の3種類があり、料金はそれぞれ、 5名まで10万円、20名まで30万円、250ユーザーまで28万7,500円となっている。