毎日コミュニケーションズは6月29日、季刊のITプロフェッショナル向け専門誌『システム開発ジャーナル Vol.10』の発売を開始する。価格は1,880円。判型はB5正寸で、全国の主要書店やネット書店にて販売される。

同誌は「価値を"創造"するITプロのための技術支援情報誌」として、主に開発現場の上流工程を担当する人材や、ユーザー企業の情報システム部門に従事する読者層をターゲットとしている。

Vol.10の特集1は「ソフトウェアテスト」。
開発者の中には「品質は重要」と思っていつつも、実はテストのことがよくわかっていない、テストをしっかりとやる必要性を感じていない方々も少なくない。また、予算や体制の問題で、品質保証専門の担当者を置けないプロジェクトも多数存在する。Vol.10ではそのような現場の方々に向けて、「自分がテストを行わなければならない」立場になった場合に備えて、実践的なソフトウェアテストに関するノウハウを伝授する特集を掲載している。

また特集2では、クラウドコンピューティング時代における企業の情報システムのあり方や、ソフトウェアの開発環境について、マイクロソフトのクラウドOSであるWindows Azureを前提に解説している。さらに、アプリケーション開発においてポイントとなるスケールアウト設計方法に関して詳しく解説されているのも特徴だ。この記事では、今後RDBに変わるデータベース技術として注目されている「key-valueストア」の実践的な解説記事も網羅されていることも注目すべき点と言えるだろう。

特集3では、クラウド化の流れを受けて重要度が高まりつつあるアプリケーションスイッチ(L4/L7スイッチ)について、基礎知識から製品選びのポイントまでを詳しく説明している。なお、この特集3はマイコミジャーナルとの連動企画となっており、ベンダー各社へのインタビュー記事はマイコミジャーナルでも読めるようになっている。