伊仏合弁の半導体ベンダであるSTMicroelectronicsと米Intel、米投資会社Francisco Partnersの3社が出資するメモリの合弁会社「Numonyx」は、Samsung ElectronicsとPCM(Phase Change Memory:相変化メモリ)製品の市場仕様策定に関して協業を進めていくことを明らかにした。
同協業により、PCMに関するハードウェアおよびソフトウェアの互換仕様が策定されることとなり、デザインの簡素化と開発期間の短縮などが可能となり、モジュールメーカーなどはPCM製品への移行が容易となるという。
また両社は、JEDEC LPDDR2 Low Power Memory Device Standard(低消費電力メモリ標準)をサポートするモバイル、組み込みおよび他のコンピューティング アプリケーションを対象に、「pin for pin」(ピンレベルでのハードウェア/ソフトウェアの互換性)に対する共通の仕様を策定している。
なお、同スタンダードは、電力管理機能や不揮発性メモリ(NVM)と揮発性メモリ(SDRAM)の共有インタフェース、容量と速度などをサポートしている。