日立情報システムズは6月25日、仮想化環境で稼働するシステムの効果的・効率的な運用を支援する「仮想化システム運用支援サービス」を提供開始した。

新サービスは、同社の基幹システムをはじめとする仮想化システムの運用実績を活かし、障害の検知やシステム全体のパフォーマンス最適化を実現するもの。これにより、既に提供中のサーバ統合などの仮想化システム構築サービスと併せて、仮想化システムの構築から運用までを総合的にサポートするという。

運用支援システム構築サービスにおけるJP1による稼働監視のイメージ

サービスの概要は以下の通り。

運用支援システム構築サービス
日立の運用管理ツール「JP1」により、物理サーバと仮想サーバが混在する仮想化システム全体の稼働状況を一元管理する。

性能評価・分析支援サービス
アイ・アイ・エムのキャパシティ管理ツール「ES/1 NEO」により、ユーザの仮想化環境から一定期間(通常1カ月)収集したリソース情報を元に性能分析し、稼働評価・分析レポートを提供する。

同社では同サービスを仮想化システムの運用に悩む企業・団体に向けて販売し、2011年度までに160社、累計で7億円の売上を目指す。