日立システムは、労働基準法の改正により、来年4月1日からスタートする「時間単位の年次有給休暇の取得」に対応した就業管理システム「リシテアJob Ver.02-04」を7月1日から販売開始すると発表した。
近年は、長時間労働や年次有給休暇の取得率の低下が問題となっているが、これを受けて「労働基準法の一部を改正する法律」が、平成20年12月に公布された。施行は来年の4月1日だ。
この法律では、残業が60時間を超える場合は、その時間については従来の25%以上の割り増しから、50%以上の割り増しに変更されるほか、5日を最高として、時間単位の有給休暇の取得が可能になる。
「リシテア Job Ver.02-04」では、「時間単位の年次有給休暇の取得」への対応や月60時間を越える残業時間の法定割増賃金率の引き上げに対応可能な機能を備えているほか、画面操作ログの取得による監査機能などの追加により、コンプライアンスの強化を図っている。
ログでは、「いつ」「だれが」「どの機能で」「どの操作を行ったのか」を画面操作ログとして記録する。
同社では、製品とソリューションを含め2011年度までに約75億円の販売を目標としている。