アルプス システム インテグレーションは24日、汎用USBメモリを暗号化したUSBメモリへと変換するソフト「SecureDevice(セキュアデバイス)アカデミックライセンス」を8月24日より発売することを発表した。管理ソフトと5ライセンスがセットになった基本パックの価格が30,000円(税別)となり、追加1ライセンスが5,000円(税別)となる。
製品は、汎用USBメモリでは業界初になるというUSBメモリ暗号化ソフト。USBメモリを経由したデータの持ち出し、情報漏えい対策、ウイルス感染など、増加するUSBメモリから派生するリスクを軽減できるソフトとなる。「SecureDevice(セキュアデバイス)アカデミックライセンス」は教育機関をターゲットとした製品になり、4月に政府より発表された「スクール・ニューディール構想」(学校施設における耐震化・エコ化・ICT化等)によって増加が予測される約32,000校、195.6万台ともいわれる教育用・校務用PCがターゲットになる。企業や公官庁、自治体など向けの一般向けパッケージも同時に発売する予定だ。
ソフトでは、USBメモリを暗号化し"暗号化USBメモリ"を作成、暗号化USBメモリに登録されたPCにおいては通常通り利用できるが、登録されていないPCに接続した場合、デバイス上でのデータ編集のみ可能となり、PC-デバイス間でのデータの移動が禁止される。また、パスワードによる認証化、USBメモリ内の全データの暗号化などの特徴がある。データの移行も禁止されるためUSBメモリを介したウイルス対策も可能になる。また、既存で使用しているUSBメモリをそのまま使えるため、導入コストの軽減にもつながる。