東芝は6月23日、「東芝グループ CSR報告書 2009」を発行したことを発表した。

同報告書は、東芝のCSRにまつわる活動内容をまとめたもの。2004年から発行されており、今年で6回目となる。

東芝グループ CSR報告書 2009

冒頭に掲載されている「『地球内企業』としての責任を果たすために」と題する特集では、同社の環境に向けた取り組みを「『環境ビジョン2050』の達成へ向けて-各事業分野での取り組み」と「『グローバルなCSR経営』の推進に向けて-海外各地域での取り組み」の2つのパートに分けて解説。前半では、社会インフラ事業、電子デバイス事業、デジタルプロダクツ事業、家庭電器事業の環境調和型製品による排出量削減効果や、各事業分野にける「環境ビジョン2050」の実現に向けた取り組み事例を紹介。後半では、米国、欧州、中国、アジアの各地域における社会的な課題を定め、それに対する同社グループの取り組み事例を説明している。

そのほか、「マネジメント」「社会性報告」「環境報告」といった項目を設け、顧客、従業員、調達取引先への責任や、地域社会への貢献、コンプライアンス遵守、環境経営面での実施実績の達成度を数値で表したり、CSR経営の考え方や体制などを報告したりしている。

東芝グループ CSR報告書 2009は、PDF形式で配布されており、こちらのWebサイトから無償でダウンロードできる。