F5ネットワークスは、政府、金融、医療機関など、きわめて機密性の高いデータを扱う組織や企業向けに、情報処理に関する米国連邦標準規格FIPS(Federal Information Processing Standards)に準拠したアプリケーション・デリバリ・コントローラ「F5 BIG-IP 6900」を発表した。

「F5 BIG-IP 6900」

FIPSは米国国立標準技術研究所の標準規格で、米国政府機関は、FIPS認証製品を使用するよう法律で求められているという。「BIG-IP 6900 FIPS準拠モデル」はFIPS 140-2 Level 2の認証を受けている。

「BIG-IP 6900 FIPS準拠モデル」は、暗号キーとデータの両方をハードウェアによるセキュリティ・モジュールに格納、処理、暗号化し、毎秒2万トランザクションのSSLコネクション処理と、毎秒3.6ギガビットの暗号化通信処理性能を持つという。

日本国内における販売は、2009年7月を予定している。販売価格は現在のところ未定だ。