グレープシティは6月17日、.NET Frameworkコンポーネント「ActiveReports for .NET 6.0J」を発表した。

ActiveReports for .NET 6.0Jの画面

ActiveReports for .NET 6.0Jは、日本の帳票システム向けに開発されたレポートコンポーネントの新版。日本特有のニーズに応えるべく、グレープシティが自ら開発を手掛けている製品で、「レポートデザイナがVisual Studio上で動作し、レポート用コントロールを自由に配置できる」「印刷や検索、表示ページ数の切り替え、サムネイル表示、ズーム、ページナビゲーションなど、レポートビューワの機能が充実」「対応する入出力データの種類が豊富」「さまざまなチャート/バーコードをサポート」「Webレポート開発にも対応」といった特長がある。

新版では、以下のような拡張が行われている。

  • 次世代標準規格のバーコード「GS1データバー」に対応
  • レポートの余白を埋めるための空行が挿入可能に
  • デザイン画面上でレポートコントロールの配置位置やサイズをナビゲートするスナップラインが表示可能に
  • 罫線表示用レポートコントロールを追加
  • コントロール内の文字列の均等割付や、罫線から文字列までの間隔(パディング)が設定可能に
  • 出力するPDFに電子署名とタイムスタンプを付与する機能を追加

価格は、Professionalが29万4000円(1開発ライセンス)、Standardが12万6000円(1開発ライセンス)。なお、Webアプリケーションを開発して配布する際には別途サーバーライセンスが必要になる。発売開始は8月下旬の見込み。