NECソフトは、CAE(衝突解析・流体解析・強度/振動解析)、ナノサイエンス(分子軌道解析)など、HPC(High Performance Computing)環境を必要とする科学技術計算を、ASPサービスで提供すると発表した。

これは、「HPC OnLine」というサービスで、国立大学など国有のHPC資源の企業利用枠を計算サーバとして活用する。同社では、自社保有からASPサービスに変更することで、128CPUの場合、年間の総費用を約3割減らすことができるとしている。

サービスのコンセプト

適用例としては、自動車の車両開発における衝突解析、ビル周りでの流体解析、電機/機械での強度・振動解析、製薬/素材開発におけるナノ分子計算などを想定している。

基本サービスとしては、仮想インフラ、ジョブ管理、ファイル転送、技術サポートがあり、オプションサービスとして、アプリケーション、トレーニング、コンサルティングなどがある。

サービスの内容

価格は、基本サービスの年間使用料が160万円(税別)からとなっており、NECソフトでは、今後3年間に50社への販売と、約4億円の売上を見込んでいる。