NECは6月16日、マルチレイヤスイッチ「UNIVERGE IP8800/Sシリーズ」に、「UNIVERGEIP8800/S6604」と「同/S6608」の2モデル追加し、出荷を開始したと発表した。2製品は、通信事業者のエッジ領域のネットワークや大・中規模企業のセンタースイッチでの用途を想定したもの。
2製品は、装置を再起動せず省電力モード運転に切り替えることを可能にする「オンラインモードでの省電力切替機能」、2重化運転時の消費電力を抑える「待機系スイッチユニット給電オフ機能」、これらの省電力機能を夜間や休日などの通信量の少ない時に自動的に適用する「スケジュール機能」を搭載している。これら3つの省電力機能により、通常モードでの使用に比べ、消費電力を15%~30%低減することが可能(特定構成での設計値による値)。
ギガビット回線の収容効率が向上している点も2製品の特徴だ。装置管理部とパケット処理部を1つのモジュールで構成したCSU(装置管理部とパケット処理部を1モジュール化したIP8800/S6600専用のユニット)を最大2枚搭載でき、ダブルアクト(2枚搭載したCSUを両方とも運用状態にすること)運転により、最大スイッチング容量として384Gbpsを実現。これにより、最大192本の1GbpsのEtnernet回線を収容し、収容したすべての1ギガビットEthernet回線においてワイヤレート性能を可能にする。
製品名 | 販売価格(税込) | 備考 |
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IP8800/S6604 | 695万1,000円~ | 最大96ポート |
IP8800/S6608 | 703万5,000円~ | 最大192ポート |