京セラ製太陽光発電システムの販売、施工およびアフターサービスを行う京セラソーラーコーポレーションは、住宅用を中心とした太陽光発電システムの需要の高まりを受け、販売チャネルの拡充を行っている。一般住宅への太陽光発電システムの設置を支援するために政府が1月から開始した「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」や各地方自治体の助成制度の広がりが追い風となっているという。
同社はフランチャイズ(FC)制度を導入して、全国各地に太陽光発電システムを扱う店舗網を構築。同制度による「京セラソーラーFC店」は5月末の段階で全国に63店舗を展開しているが、住宅用ソーラーシステムに関する問い合わせは急速に増加しているといい、京セラ製ソーラーシステムの1月から4月における導入件数は昨年同時期と比較して約1.5倍に拡大したとのこと。同FC店の経営に関する問い合わせや加盟希望者も増えているという。需要拡大に対応するため、従来より開催している「フランチャイズ加盟企業説明会」の規模を拡大して実施し、2010年3月末を目処に同FC店を100店舗まで拡充する予定としている。
京セラソーラーフランチャイズ加盟企業説明会の様子 提供:京セラ |
また、京セラはイオンと業務提携を行い、同FC店や京セラソーラー販売店がイオンショッピングセンター(SC)内にテナントとして出店するとのこと。秋には第1号店として日本最大級の商業施設"イオンレイクタウン"(埼玉県越谷市)への出店、第2号店は"イオンモール日の出"(東京都西多摩郡)への出店が予定されている。2010年の春には、関西エリアへの出店も計画。このほか、ショッピングセンター約100カ所で太陽光発電相談会などのイベントを順次開催し普及を図るとのこと。