独SAPは6月10日(現地時間)、CIOにOliver Bussmann氏を任命したことを発表した。2009年9月1日より適用される。

Bussmann氏は、IT管理分野で20年以上の経験を持つベテラン。保険大手のAllianz Groupに9年間勤務、北米・メキシコ地区CIOなどの任務を務めた。米IBMのドイツ支社に勤務した経験もある。

CIO就任後は、SAPの全社的なIT機能や戦略に責任を持ち、同社取締役で労働関係担当ディレクター兼COOのErwin Gunst氏に直接報告する。勤務地は独ウォールドーフにあるSAP本社で、SOAアーキテクチャを活用し、社内プロセスとビジネス環境の両方で透明性を強化することで、事実に基づいた迅速かつ正確な意思決定を実現していくという。

Bussmann氏の任命に伴い、現在CIOを務めているUwe Herold氏は他の任務に就く予定だ。