日本ビクターは、高画質・広色度域表示を実現した薄さ6.4mmの32v型液晶ディスプレイ「GD-32X1」を8月下旬に発売すると発表した。

同製品は、1月に発表された視聴空間の省スペース化や壁掛け、天吊りなど、液晶ディスプレイの新しいスタイル提案と、環境負荷の低減を目指して実現した「次世代液晶ディスプレイ技術」を用いたフルハイビジョンスリム液晶ディスプレイ。オリジナル液晶パネル、エッヂライト型LEDバックライトシステムを採用し、薄さ6.4mm、重量5.7kgを可能にした。

主な特徴としては、薄型軽量を活かした壁掛けや天吊りといったこれまでにはないレイアウトフリーのセッティングができるほか、36bit画像処理エンジンや効果的にノイズを低減するi-Clear Motion NRなどを搭載した独自の高画質エンジン「GENNESAプレミアム」によってコントラスト比4000:1の高画質を実現。sRGBは100%、Adobe RGBは90%をカバーする。その他、業務用の仕様として、デジタルサイネージ用、監視用、Proデジタル1眼レフ写真用、医療参照用、Standardディスプレイ用の6つの画質モードを搭載する。

同社は、商業店舗、美術館、博物館、アミューズメント施設や放送局等の市場に向けて発売していくとのこと。また、6月10日より幕張メッセ、東京ベイ幕張で行われるデジタルサイネージジャパン2009にて同製品を出展する予定。

「GD-32X1」正面(左)と側面から(右)