ニッセイ情報テクノロジー、日本ティーマックスソフト、日本HPの3社は、メインフレームで構築されたレガシーシステムをオープンシステムに移行する「ITモダナイゼーション」事業において協業すると発表した。
具体的には、ニッセイ情報テクノロジーが同社の資産分析サービス「Fit&Gap」を使用して、プログラム、JCL、データセットなどの全体構造の把握、必要資産、不要資産、不明資産の整理、移行不可プログラムの特定移行データやコストの把握を行う。
日本ティーマックスソフトは同社が提供するリホストソリューション「Tmax OpenFrame」を使用して、オープンプラットフォームに移行。「Tmax OpenFrame」は、メインフレームで使用しているアプリケーション、データ、画面などの資産を書き換えることなく移行でき、JCLやCOBOLなどのアプリケーション資産や、SAM/VSAMなどのデータベース資産などをコード変換のみでそのまま運用できるという。
日本HPは、HP市ヶ谷ソリューションセンターを利用した事前検証サービスを提供する。今回の協業では、HPの市ヶ谷ソリューションセンター内に「HP Integrity サーバー」を中心として事前検証の環境を用意し、ITモダナイゼーションを検討するユーザーに優先的に割り当てるという。