日立ソフトは6月8日、同社がこれまで取り組んできたコスト削減の取り組みの成果を中心に、 導入後1年で業績に直接寄与できる商品・サービスを、IT を活用したコスト削減ソリューションとして提供を開始すると発表した。
同社では、出張コストと印刷コストITコストの削減に取り組み、成果を上げている。例えば、出張コストについては、ワークスタイルの改革やTV 会議システムの増設を行うことで、2008年度の1年間で国内移動にかかわる出張・交通費を約5,700万円削減した。また、2006年10 月より、280台以上の開発用サーバや保守用サーバなどをIT 基盤提供サービス「SecureOnline」上で用いることで、サーバを購入する場合に比べて約7,800 万円のITコストを削減した。
同ソリューションのコンセプトは、「顧客の財務状況の改善に直接寄与すること」、「顧客の出費の抑制に寄与すること」、「顧客の外注コスト削減(外注の内製化)に寄与すること」の3点。
同ソリューションでは上記のコンセプトに従って、出張コスト、印刷コスト、 労務コスト、ITコストの4つのカテゴリーの下、17商品が体系化されている。
出張コスト削減に関するソリューションとしては、インタラクティブ電子ボード「StarBoard」を活用した2商品が提供される。
印刷コスト削減に関するソリューションとしては、StarBoardのほか、ドキュメントガバナンス「活文」、 指静脈認証システム「静紋」、電子帳票システム「Report Mission」を活用して、4商品が提供される。
労務コスト削減に関するソリューションとしては、静紋を活用した厳密な勤怠管理を実現する商品が提供される。
ITコスト削減のソリューションは、「IT企画・開発コストの削減」(4商品)と「IT運用管理コストの削減(6商品)」と2つカテゴリーの下、10製品が提供される。