日本電気(以下、NEC)は6月5日、小型無人飛行機を使った災害監視システムを発表した。
新システムは、カメラやセンサ、通信装置を搭載した小型無人飛行機と、飛行ルートの設定や飛行機からの情報を地上で受信/解析する地上システムによって構成される。データの送受信には、同社が独自に開発した、映像と飛行データを同時に伝送できる小型軽量伝送モジュールを使用。その通信装置は技術基準適合証明を受けているため、電波申請(無線免許)が不要だという。
NECでは、人が近づけない災害地域などで利用することを想定しており、官公庁や地方公共団体、企業、研究機関に対して販売活動を進めていく方針。価格は、2000万円(税抜)~。今後5年間で60システム以上の販売を見込んでいる。