日本ラッドとTVバンクは5日、多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を利用したサービスを構築するソリューションにおいてパートナー契約を締結、同サービスの提供を開始したと発表した。
BBブロードキャストは、高ビットレート(1Mbps未満)のWMV映像を、数万人規模に対して一斉にリアルタイムで配信することが可能なシステム。各視聴者がルータの役割を担い、視聴者間で動画配信を行う"オーバーレイ・マルチキャスト"方式を採用している。初期設備が不要なため、スポーツ中継やライブイベントなどの映像を、視聴者数に関わらず低コストで配信できるようになるとしている。また、常に複数の視聴者と動的な接続を確立することで、同時視聴者数の増加ともない、安定的なネットワークを形成できる点が特徴。環境によりアップロード速度の遅いサービスを考慮し、センターサーバからもコンテンツが配信される仕組みだ。
今回の提携により、今後はTVバンクが提供するBBブロードキャストに対して、日本ラッドが技術的な支援を実施。コンテンツ事業者や配信事業者に対して、先進的なコンテンツ配信システムの普及に努めていくという。
