6月5日よりギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、20世紀のグラフィックデザインを牽引したスイス人のグラフィックデザイナー、マックス・フーバーに焦点をあてた「Max Huber-a graphic designer」展が開催される。
マックス・フーバーは、イタリア、ミラノを中心にオリベッティ、ボルサリーノといった有名企業のデザインを多数手掛けた20世紀を代表するスイス人のグラフィックデザイナー。企業広告をはじめデパートのロゴや広告、書籍や雑誌のエディトリアル、レコードジャケットなど、多くの作品を手掛け、グラフィックデザインの歴史には欠かすことのできない人物。
本展は、ポスター、雑誌や書籍の装幀の代表作のほか、リナシャンテやエッセルンガなどのロゴデザイン、その他、カスティリオーニと手掛けた国際見本市の仕事などを通じて、デザインワークの全容を紹介。前衛的な美的感覚を巧みに商業デザインに持ち込んだ、商業デザイナーとしてのマックス・フーバーに焦点をあてる。
会期中には、雑誌『アイデア』編集長の室賀清徳氏とマックス・フーバーの夫人であった葵・フーバー・河野氏によるギャラリートークも行われる。トークショーの詳細についてはこちら。また、ジャズを好んだマックス・フーバーがデザインしたレコードジャケットやポスター、雑誌の表紙など「jazz」に関連する作品を紹介する「Max Huber-jazz time+」もギャラリー5610にて同時開催される。
展示作品より
T8(8th Milan Triennale) 1947 / Catalogue Cover |
Max Huber: Drawings, Paintings,10 Graphic Works 1936-19401987/Poster |
CIAM (International Congress of Modern Architecture)1949/Poster |
Petrolio e Sud(Oil and the South) 1959/Book Cover |
会期 | 6月5日(金)から6月29日(月) |
---|---|
会場 | ギンザ・グラフィック・ギャラリー |
開館 | 11時から19時(土曜は18時まで) |
休館 | 日曜・祝祭日 |
入場料 | 無料 |