Googleは3日(現地時間)、同社の実験プロジェクトGoogle Labsにおいて新たな検索サービス『Google Squared』を公開した。関連データがスプレッドシート形式でまとめて表示され、検索結果が比較しやすいほか、データ整理にも活用できそうだ。
Google Squaredは、今年5月の検索イベント「Searchology」で発表。近日の公開がアナウンスされていた。特徴は、検索結果をスプレッドシート形式で表示する点。調べたい項目に関連するデータを構造的にまとめて、一覧しやすい形で提示してくれる。たとえば、「japan baseball team」で検索した場合(日本語には未対応)、通常のインデックス検索ではキーワードを含むページが提示されるが、Google Squaredでは日本のプロ野球各球団に関するデータがスプレッドシート形式で表示される(下の画面写真参照)。スプレッドシートの項目は追加・削除が可能で、たとえば「manager」を追加すると各チームの監督名も一覧できるようになる。
Google Squaredの検索条件は保存してあとで呼び出すことができる。検索結果については、網羅性やデータ元の信用度などの点で十分に満足できるものとは言えないが、うまく活用すれば調べ物作業が大幅に効率化できそうだ。