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できることなら、自分にとってプラスになる経験ができ、達成感のもてる顧客と仕事ができればいいが、一事が万事そうなるとは限らない。少なくとも自分にとって問題のある顧客とは仕事をしたくないというのは、誰しも考えることだ。Craig Buckler氏がSitePointに12 Signs of a Problem Clientという記事を公開している。仕事をはじめれば相手が自分にとって問題のある顧客だったということはわかるものだが、できれば仕事をはじめる前にそれを見抜きたいという内容だ。
12 Signs of a Problem Clientで紹介されている、問題のある顧客のサインを要約すると次のとおり。
- とにかく費用を聞いてくる。プロジェクトをはじめなければ不透明な部分だってあるわけだが、問題のある顧客は費用にこだわり、最初に提示した額を超過することを好まない
- プロジェクトを開始する以前の段階で親切さを要求してくる。自分の仕事を理解してもらうために顧客を助けることは大切なことだが、いつのまにかITヘルプデスクとして使われてしまう
- 達成不可能で問題があり、すでにほかのサプライヤと経験した恐ろしいストーリーをいくつも持っている
- たくさんの起業家的なアイディアをもっている。すぐに別のビッグアイディアに移ってしまい、プロジェクト半ばで支払いもなく次のプロジェクトへ移ってしまう
- 顧客は自身の分野においてエキスパートであって、やりたいことや要求が明確になっているが、問題のある顧客はそうではない。仕様が不明瞭であるだけでなく、悪いことに革新的なアイディアを持っており、詳細は明かにしないのに見積りは求めてくる
- 計画や目標を頻繁に変更する
- 最終的な意見がいつも自分と違うものになっている
- 仕事の相棒を呑みに連れ出してしまう
- 継続的に値切り交渉をしてくる
- 不当な条件を出してくる
- いい宣伝になるからと言ってくる
- 依頼しようとしている仕事は自分たちにもできる簡単なものだと言ってくる
Craig Buckler氏は12 Signs of a Problem Clientの最後で、問題のある顧客を避けることはできるが、常にそれが可能というわけではないため、その場合には、抜け道がない契約を結ぶとともに、支払い手順やコストなどを明確にしておくようにと述べ、説明を結んでいる。