富士通とSAPジャパンは、企業のデータを経営情報として見える化し戦略的に活用するため、ソフトウェア、ハードウェア、サービスをセットにした「EIMファストスタートパック」を商品化し、本日より両社で提供を開始すると発表した。

「EIMファストスタートパック」には、BI(Business Intelligence)ソフトウェアの「SAP BusinessObjects」、富士通のサーバ「PRIMERGY TX300 S4」、各種サービス(基本設定、経営情報分析シナリオ、操作教育、導入評価など)が含まれ、「SAP BusinessObjects」を活用した経営情報分析のシナリオと、柔軟な分析画面および分析結果レポートを用意。これにより、製品別の販売や部品供給などの状況を素早く見える化し、経営に役立てることができるという。

EIMファストスタートパックの対象範囲

実際の提供は、昨年11月に「EIMソリューション」の企画、検証、提案、サポートを行うことを目的に開設した「EIMソリューションセンター」を通して行われる。EIMソリューションセンターは、東京都大田区の富士通ソリューションスクウェア内にある。

「EIMファストスタートパック」では、富士通が「PRIMERGY(プライマジー)」への「SAP BusinessObjects」のインストールと基本設定を行い、両社で操作教育、経営情報分析シナリオ、導入評価などのサービスを提供する。

出荷開始は、7月初旬で、価格は900万円からとなっている。

両社では、今後3年間で100セットを目標に販売していく。