カヤックは2日、環境省生物多様性センターが運営する、国内の生物分布を調べる市民参加型サイト『いきものみっけ』について、同センターとサステナと共同でリニューアルしたと発表した。
「いきものみっけ」は、環境省生物多様性センターが、2008年7月から開始した市民による生物探しを目的としたWebサイト。市民が「みっけにん」(いきものみっけプロジェクトに参加するユーザー登録者の呼称)となり、身近なところで見つけることができる生物を対象として、それらを見つけた日付や場所、写真などの情報を、PCサイト、モバイルサイト、郵便、FAXを介して集めるサービスとなっている。集まった情報は、PCサイト上にリアルタイムで反映し、誰でも閲覧することができる。
今回カヤックでは、自社サイトの運営で得たCGMサイトの制作・運営のノウハウをもとに、環境省生物多様性センター、サステナと共同で、いきものみっけをCGMサイトとしてリニューアル。
具体的には、クチコミ情報投稿機能を設け、みっけにんの投稿に対して、自由にコメントをつけることができるようにした。自分がみつけた生物をリスト化できる「いきものコレクション」機能や、サイト内でのアクティビティを記録する「行動履歴」機能なども実装している。
また、自然愛好会や企業、学校、クラス、部活動などさまざまな形態での参加を促すために、団体(コミュニティ)での登録・参加も可能。イベント掲示板に生物発見に関するイベントを投稿できたり、団体のメンバーの報告数の総数を表示しランキング表示されたりする機能もある。似たコレクションをもつみっけにん同士が集まり、サイト上で新たなコミュニティをつくることもできる。
同社ではまた、いきものにまつわる特集コーナーを設けていく方針で、いきものみっけの考えに賛同する芸能人の取材企画も、随時PCサイト上で更新していく。初回、つるの剛士さんの取材企画は6月16日公開の予定となっている。