FPGAベンダのAlteraは6月1日(米国時間)、同社の40nmプロセス採用FPGA「Stratix IV」の「Stratix IV GT FPGA」ファミリとして、11.3Gbpsのトランシーバと53万1,200個のロジック・エレメント(LE)を備えた「EP4S40G5」および「EP4S100G5」の出荷を開始したことを発表した。
Stratix IV GT FPGAは、40/100ギガビット・イーサネット(GbE)、メディア・アクセス・コントローラ(MAC)、オプティカル・トランスポート・ネットワーク(OTN)フレーマおよびマッパ、40G/100G エンハンスド・フォワード・エラー訂正(EFEC)ソリューション、10Gチップ間、およびチップ・モジュール間ブリッジング・アプリケーションなど、通信システム、ハイエンド・テスト機器、軍用通信システムなどに使用される、次世代40G/100G技術をサポート。
CFP光モジュールに直接接続可能で、かつ100G MACの最新規格である「IEEE802.3ba」に準拠しているほか、高い集積度と広帯域により、40G/100Gアプリケーションの実現手段が柔軟になり、トラフィック管理、パケット処理、カスタム・ファンクションなどを単一デバイスに実装することが可能になる。
最大48本の内蔵トランシーバ、0.9Vのコア電圧、チップ上およびパッケージ上のデカップリング・コンデンサ、20.7Mビットの内蔵メモリ、1,024個の18x18乗算器、約53万個のLEを備えており、SFI-S、SFI-5.1、SFI-5.2、MLD、Interlaken、CEI 6G/11G、CAUI、XAUIなどのプロトコルをサポートするほか、PCIe Gen1/Gen2に対応するハードIPを備えている。