ケイ・オプティコムは1日、法人向けインターネット接続サービス「インターネットハイグレード」(タイプG:帯域確保型)において、サービス品質保証制度(SLA)による稼働率の保証を導入すると発表した。
電子商取引の普及や遠隔画像診断サービスの発展など、企業活動におけるインターネット利用が高度化かつ重要化した現在、「インターネット接続サービスには、高速性や利便性だけでなく、常時接続を可能とする高い信頼性が求められるようになっている」(ケイ・オプティコム)。
同社ではこうした市場ニーズに対応、法人向けインターネット接続サービス「インターネットハイグレード」において、年間稼働率実績99.999%を達成したことから、「インターネットハイグレード」(タイプG)におけるSLAに対し、稼働率99.99%の保証を新たに追加することにした。同社によると、SLAによる稼働率の保証は、法人向けインターネット接続サービスとしては国内初という。
SLAによる稼働率の保証により、ケイ・オプティコム網内およびアクセス設備における1カ月間の稼働率が99.99%を下回った場合、利用料金の一部を返還する。これまでのSLA同様、申し込みなどの手続きをすることなく、「インターネットハイグレード」(タイプG)を利用するユーザーに自動的に適用する。
「インターネットハイグレード」(タイプG)ではこれまでも、SLAによる、遅延時間、故障通知時間、故障回復時間を保証している。今回、稼働率の保証を新たに追加したことにより、「さらに安心して利用できるインターネット接続サービスを提供する」(ケイ・オプティコム)としている。
稼働率が99.99%を下回った場合の返還額は以下の通り。
稼働率 | 返還額 |
---|---|
99.80%以上~99.99%未満 | 返還基準額(※)の1/90 |
98.00%以上~99.80%未満 | 返還基準額の1/30 |
95.00%以上~98.00%未満 | 返還基準額の1/10 |
90.00%以上~95.00%未満 | 返還基準額の1/5 |
90.00%未満 | 返還基準額の全額 |
※ 返還基準額は、各種割引適用後の基本額(配線設備使用料、回線接続装置使用料は除く)となる。