NTTデータは5月29日、中期経営方針の重点施策の1つである「グループ事業の拡大・強化」の一環として、グループ会社10社を対象とした再編を行うことを発表した。新体制による事業経営は7月1日よりスタートする。
公共分野のシステム開発を請け負う開発系子会社であるNTTデータ アイと、公共分野の営業支援・グループ内外へのリスクマネジメントコンサルティング事業を行う営業系子会社であるNTTデータ ポップが、NTTデータ アイとして統合される。統合により、事業運営の効率化とNTTデータ アイの独自ビジネス拡大に向けた営業・コンサルティング機能の強化を図る。
NTTデータ システム技術とNTTデータ ファイナンス・ソリューションが、NTTデータ システム技術として統合される。両社の業務ノウハウを統合することで、金融分野の事業領域を幅広くカバーするシステム開発力の提供を目指す。
NTTデータ 先端技術、NTTデータ PMO、NTTデータ テクノマーク、NTTデータ イーエックステクノ4社を、NTTデータ 先端技術に統合する。統合により、NTTデータ テクノマークのパッケージ販売事業をNTTデータ 先端技術の営業力を活用して継続展開するとともに、NTTデータ イーエックステクノのグリーンコンサルティングスキルとNTTデータ 先端技術の技術力を活用した環境分野の事業を展開する。
NTTデータ ビジネスコンサルティングとザカティーコンサルティングは、4月1日付で設立されたコンサルティング関連子会社を統括する中間持株会社であるNTTデータ コンサルティングの下、総合コンサルティングファーム「QUNIE」として統合される。