米Googleは5月28日(現地時間)、現在米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されている同社開発者カンファレンス「Google I/O」において新サービス『Google Web Elements』を発表した。Web Elementsの利用により、ユーザーは自身のWebページ上にGoogleの提供するオンラインサービス群を簡単に貼り付けることが可能になる。
Googleでは、同社が提供するサービスを各種Webサイトから利用するためのAPI群を開放している。だが一般に、こうしたサービスのWebページへの埋め込みにはAPIの理解のほか、JavaScriptに関する知識を必要とする。Web Elementsではページへの埋め込みに必要なコードを簡単に生成することができ、ユーザーは生成されたコードを自身のブログやWebページのHTMLソースにコピー&ペーストするだけでサービスを呼び出せる。これまでにも同社ではWebページへの埋め込み用コードを自動生成する機能をGoogle Mapsに実装していたが、それを他のサービスにも拡大した形だ。
詳細についてはWeb Elementsのページで参照できる。今回提供されているのは「Calendar」「Conversation」「Custom Search」「Maps」「News」「Presentations」「Spreadsheets」「YouTube News」の8種類のサービス。同ページにアクセスし、埋め込みたいサービスを一覧から選択すると、サービスを参照するためのアドレスや表示サイズ、形式などを入力するページが出現し、必要項目を入力するだけで埋め込み用のコードが自動生成される(下記は「News」を貼り付けた例、日本版にも対応する)。