伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は5月27日、大規模コンタクトセンター向けのクラウドコンピューティング・サービスの提供を本格的に開始すると発表した。同サービスでは、アバイアのコンンタクセンター製品とセールスフォース・ドットコムのアプリケーションが提供される。
同サービスで提供されるセールスフォースのサービスは、「営業支援(SFA)ソリューション」と「Force.com上でのアプリケーション開発」だ。今回のサービス提供に伴い、CTCは5月11日にセールスフォースとVAR(付加価値再販)契約を締結している。
また、アバイアのコンタクトセンター製品とセールスフォースのCRM製品「Salesforce.com」を統合させたソリューションも提供される。アバイアが、両製品を連携させるためのCTIドライバ「Avaya CTI Adapter for Salesforce」を開発した。これにより、CTCはSalesforce CRMの画面内にアバイアのCTI機能を統合したコンタクトセンターヘルプデスク環境をネットワーク経由で提供することが可能になった。
カスタマイズにも対応しており、業務の内容に応じた形で利用することができるほか、金融機関特有の外部データ連携についても、DWH構築のノウハウと実績をもとにソリューションが提供可能。