日本PGPは、従業員数が10-150人の中小企業を対象としたディスク全体暗号化ソフト「PGP Whole Disk Encryption Workgroup Edition」を、6月15日より販売すると発表した。
「PGP Whole Disk Encryption Workgroup Edition」 は、PCのディスク(パーティション単位の暗号化を含む)、外付けディスク(音楽デバイスおよびデジタル カメラを除く)、USBフラッシュディスク、SSDを対象とし、Windows上で動作する管理ツールである「PGP Whole Disk Encryption Controller」と、各クライアントマシンにインストールする「PGP Whole Disk Encryption」から構成される。
「PGP Whole Disk Encryption Controller」 は、ポリシー設定済のクライアント マシンへのインストール パッケージを作成することができ、一般的なソフトウェア配備ツールを利用して各クライアント マシンにインストールすることができる。そのほか、ユーザーのパスワード紛失時の復旧支援、ログ管理を行う。
一方、「PGP Whole Disk Encryption」は、ディスク全体の暗号化、仮想暗号化領域の作成、暗号化ファイル作成、ファイルの完全消去を行うことができる。
ユーザーは起動する際、PGP Whole Disk Encryptionのログイン用パスフレーズを入力することにより、Windowsが利用できるようになり、起動後は、ディスクへの書込み・読込みの際に自動で暗号・復号化が実施される。
また、リムーバブルドライブに対しても挿入時の自動暗号化やリードオンリーの制限が実施できるという。