日本HPは5月21日、大規模仮想化インフラ向けとして、AMD Opteronプロセッサ 8300番台を搭載したブレードサーバ最上位モデル「HP ProLiant BL685c Generation 6」を含むサーバ3機種と、拡張ストレージソリューション「HP StorageWorks Modular Disk System 600」を発表した。

「HP ProLiant BL685c G6」は、1.25Uの筐体にAMD Opteron 8300番台を最大4基、32個のDDR2 DIMMスロットに最大256GBメモリ、ホットプラグ対応のSAS/SATAドライブを2ベイ搭載可能なサーバ。256GBのメモリ容量は、x86ブレードサーバシリーズでは最大だという。

4つのオンボード10GbEポートは、Flex-10テクノロジー対応のHPバーチャルコネクトと組み合わせることで、16ポートとして分割使用することができるという。

出荷は7月上旬で、希望小売価格は税込で155万8,200円となっている。

また、「HP ProLiantサーバGeneration 6」では、インテル Xeon 5500番台を搭載したエントリーラックマウントサーバ「HP ProLiant DL320 G6」と、拡張性を強化したエントリーブレードサーバ「HP ProLiant BL280c G6」の2機種を追加した。「HP ProLiant DL320 G6」は、Xeon 5500番台を1基搭載し、前世代の9倍となる72GBの最大メモリ容量を実現したほか、標準で3.5インチSAS/SATAドライブベイを4つ装備している。

「HP ProLiant BL280c G6」のほうは、Xeon 5500番台を最大2基、12個のDDR3DIMMスロットによる最大96GBメモリを搭載可能で、ノンホットプラグのSSD/SATAドライブを2ベイ、オンボードで1GbEのネットワークを2ポート、PCI Express Gen2対応の拡張スロット (メザニンスロット)を2スロット備えている。

HP ProLiant DL320 G6の出荷時期は7月上旬で、希望小売価格は税込で16万6,950円、HP ProLiant BL280c G6の出荷時期は6月下旬で、希望小売価格は税込で18万1,650円となっている。

「HP StorageWorks Modular Disk System 600」は、5Uサイズに最大70個の3.5インチ ホットプラグSASまたはSATAドライブを搭載できるHP BladeSystem専用の拡張ディスクシステム。オプションの「3Gb SAS BLスイッチ」を介してブレードエンクロージャーに接続し、各サーバブレードのRAIDコントローラー「Smartアレイ P700m」(オプション)によって、任意の数のローカルディスクを割り当てることができるという。各ブレードサーバには、最大100ドライブまで割り当てることが可能。

また、「MDS600 デュアル I/Oモジュール オプションキット」を使用することで、デュアルポートSASへの対応も可能だという。

HP StorageWorks Modular Disk System 600の出荷は5月21日からで、希望小売価格は税込で138万6,000円から、デュアル I/Oモジュールも出荷は5月21日からで、希望小売価格は税込で25万2,000円となっている。