富士通は5月20日、金融ビジネスにおけるリソース戦略の統一、人材育成を進めるために、富士通アドバンストソリューションズと富士通エフエスオー株式会社を、富士通アドバンストソリューションズを存続会社として2009年7月1日に合併すると発表した。
金融分野におけるソリューションビジネスで、金融機関統廃合、センター共同化などの環境変化に伴い、開発が大規模化しているため、同社は合併によって体制強化を図る。
今回の合併によって、「大規模開発案件への柔軟なリソース配置」、「技術力・ノウハウの融合による提供サービスの拡大」、「アウトソーシングビジネス、ライフサイクルマネジメント(LCM)ビジネスへの対応力強化」といった効果が見込まれている。
金融分野において、富士通アドバンストソリューションズは銀行・官公庁分野、富士通エフエスオーは証券・リース分野を得意としている。
合併後、富士通エフエスオーは解散する。合併により、従業員は約1,800人に拡大し、2010年度売上高約700億円を目標に事業を展開していく。