PlanetInAction.comが「Ships」というGoogle Earthをエンジンとする船舶シミュレーション・ゲームの提供を開始した。Google EarthプラグインをインストールしたWebブラウザを通じて、大型客船や貨物船、飛行船などを操縦できる。

昨年5月にGoogleはGoogle Earth APIとWebブラウザ用プラグインを公開した。これによりGoogle Earthの3D世界を、そのままWebページに埋め込めるようになった。PlanetInAction.comは、Google Earth APIを利用して"世界を遊び場にする"プロジェクトを手がけている。

Shipsは船を操縦するだけで、クリアするステージも点数もない。船の操作もシンプルである。だが大型船になるほどに小回りが効かなくなって出港や着岸に苦労するなど、船舶操作の難しさをしっかりと味わえる。加えてゆっくりと進む船を操舵しながら世界中の港やベイエリアの風景を楽しめるので、単純だけど飽きのこないゲームに仕上がっている。

大型船でせまいベイエリアを進むのは難しい

大型客船でゴールデンゲートブリッジを通過。都市間は航行しなくても、指定して[Go there!]を押せば移動可能

4つのビュー選択が用意されている

飛行船も選択可能

同社はShipsのビジネスモデルとして、船や飛行船の広告スペースを利用したゲーム内広告を考えている。また航海や貿易などの要素を加えて3D仮想世界として発展させることも検討しているという。