日本アイ・ビー・エムは5月19日、ビジネス・ルールを一元管理できるソフトウェア「IBM WebSphere ILOG JRules V7.0」を6月27日より出荷すると発表した。同製品は2008年に買収したアイログの製品を初めて統合した製品となる。
同製品はビジネスルールの作成・編集に加えて、ルールのテスト・シミュレーション・監視を行うことができる。IBM BPMのポートフォリオ補完する製品として、同社のBPM製品「WebSphere BPM」の最新バージョンやコンテンツ管理製品「IBM FileNet」など、IBM製品との連携が高められている。
専務執行役員 ソフトウェア事業担当を務める三浦浩氏は、「WebSphere ILOG JRules V7.0はITにそれほど詳しくなくても、ビジネスがわかっているユーザーであれば使いこなせる製品」と、同製品の特徴を説明した。
例えば、同製品では、ビジネスユーザーにとって標準のソフトウェアとも言えるマイクロソフトのWORDとExcelを用いてビジネスルールを作成・編集することが可能だ。
同社は今年より、ITの活用によって賢い地球を創出していくというコンセプト「Smarter Planet」を掲げており、その要素の1つに「Smart Work」(企業の成長を支えるスマートな働き方)というがある。同製品は、顧客がSOAを基盤としてSmart Workを行う際に必要となる製品の1つだ。
同製品のラインアップと価格は次のとおり。
製品名 | 価格(税込) |
---|---|
IBM WebSphere ILOG JRules V7.0 | 1,651万6,500円~ |
IBM WebSphere ILOG Rule Team Server V7.0 | |
IBM WebSphere ILOG Rules for .NET V7.0 | |
IBM WebSphere ILOG Rule Team Server for .NET V7.0 | |
IBM WebSphere ILOG Decision Validation Services V7.0 | |
IBM WebSphere ILOG Rule Solutions for Office V7.0 | 43万9,950円~ |