FirefoxでPrincipal Designerを務めているAlex Faaborg氏は6日、自身のブログに「Thinking about Refreshing the Firefox Icon」のタイトルで、Firefox 3.5のアイコンデザインを再考すべきいいタイミングがやってきたのではないかという提案を掲載した。Firefox 3.5は、当初はFirefox 3.1としての登場が予定されていたが、新機能追加や変更が多数におよび期間も伸びていることから3.5へと変更された。これに合わせて、アイコンデザインもふさわしいものへ変更すべきではないか、という内容だ。
発表から10日が経過し、Alex Faaborg氏からデザイン変更の概要と現在の新アイコンデザイン案が公開された。現在のところ、デザイン変更にあたって掲げられている目安は次のとおり。
[変更しないもの]
- カラーリング
- 全体の形状とレイアウト
- 背後の大陸
[変更を検討しているもの]
- 狐の尻尾(2Dから地球を包み込むより3D的な尻尾へ)
- 狐と地球のテクスチャ
- 全体の詳細レベル
デザインコンセプトの詳細はCreative Brief for the New Firefox Iconに掲載されている画像にまとめられている。2007年11月にJon Hicks氏がおこなったコンセプトスケッチをベースに試行錯誤していくようだ。デザイン変更のポイントは、現在のアイコンでは3Dの地球を平面的な狐がおおっているが、狐をもっと3D的にして包み込んでいる様子を表現するところにある。
もうひとつ特徴的なのは尻尾だ。進化するFirefoxを表現するように、尻尾がより燃え上がったものへ変更されている。また毛並みも従来よりも複雑なものへ変更したいようだ。このあたりでFirefoxの高機能性が表現されている。