空間共有サイト『スプリューム』を運営するスプリュームは15日、同サイトを「mixi OpenID」に対応させたと発表した。これにより、mixiのユーザーが「スプリューム」において、3Dアバターを使った「アバターオフ会」を簡単に開催したり参加したりできるようになる。
mixi OpenIDはmixi内のユーザーがmixi以外のサイトにmixiのIDとパスワードでログインできるようにするもの。一方、空間共有サイト「スプリューム」は、空間を作ってユーザー同士で共有できるサービス。遠距離どうしのユーザーでも3Dアバターを使ってスプリューム内で集まることができる「アバターオフ会」などの開催ができるようになっている。
今回、スプリュームはmixi OpenIDに対応。これにより、mixiのユーザーが「アバターオフ会」を簡単に開催したり参加したりできるようになる。オフ会会場に写真や映像をアップして貼り付けるなどのカスタマイズが可能で、これらを見ながら話をすることもできる。例えば、ペット好きのオフ会なら、それぞれのペットの写真を部屋に飾ったり、携帯で撮ったペットの動画を上映したりすることで、楽しさが増すなどの効果が期待できる。
mixiのユーザーが「アバターオフ会」を開催するには、スプリュームのトップページで、「mixiでログイン」のボタンをクリック。mixi OpenIDログインのページのページが表示され、mixiに登録したメールアドレスとパスワードでログイン。初めて利用する場合には、自分のアバターとオフ会会場にする自分の部屋をつくる。また、空間閲覧用のプラグインがWebブラウザに組み込まれる。
部屋のURLが表示されるので、このURLを日記やコミュニティのトピックに張り付け、オフ会の日時、場所(URL)を他のユーザーに知らせれば、アバターオフ会を開催することができる。
なお「mixi OpenID」を公開するミクシィは15日、同日付の日経産業新聞朝刊で、同社がスプリュームのシステムを利用した仮想の部屋を無償提供するサービスを開始し、アバター課金を収益源とするという趣旨の記事が掲載された件に関し、「本件は、スプリュームが提供するサービスが当社が公開している『mixi OpenID』の認証に対応しているのみであり、報道のような事実はない」とのコメントを発表している。