NECエレクトロニクスは、携帯型マルチメディアプレーややワンセグテレビなどのモバイルAV機器向けにシステムLSI「EMMA Mobile 1」のシリーズ品となる「EMMA Mobile 1-D」を開発、サンプル出荷を開始したことを発表した。サンプル価格は4,000円としている。
同製品は、EMMA Mobile 1同様、ARMのCPUコア「ARM1176JZF-S」を搭載しているほか、動作周波数500MHzのDSPコア、H.264機能ブロック(アクセラレータ)などを1チップに集約している。また、Mobile-DDR SDRAM(512Mビット)を1パッケージ内に収め、D1(720×480)サイズで30fpsの動画再生/録画やMP3/AACなどの音楽再生/録音機能などを実現している。
パッケージはEMMA Mobile 1よりも20%程度小型化した12.7mm×12.7mmを実現しており、DRAMを搭載しない「EMMA Mobile 1-S」も併せて提供される。こちらはサンプル価格3,000円。
いずれも量産は2009年10月より開始する予定で、2品種合計で月産100万個を計画している。